耳鼻咽喉科
たなか耳鼻咽喉科
埼玉県久喜市久喜東1-16-32

TEL:決まり次第、掲載します

耳の疾患

中耳炎

中耳炎は、もっとも代表的な耳の疾患のうちのひとつです。ウイルスや菌が、耳と鼻を繋いでいる管に入り込んで起きるもので、特にお子さんに多い病気です。

この他にも「中耳炎」はありますので、この「中耳炎」の中で、代表的なものに、「急性中耳炎」「滲出性中耳炎」「慢性中耳炎」などがあります。

急性中耳炎

症状

● 耳が聞こえにくい

● 耳に痛みが出る

● 耳だれが生じる


急性中耳炎は、3歳以下のお子さんのうちの8割が罹患していると言われています。

急性中耳炎を放置していた場合、「滲出性中耳炎」や「慢性中耳炎」に移行する場合もあります。

集団保育などでは、鼻炎とともに急性中耳炎にもかかりやすくなりますので、小さいお子さんでは、耳に手を当てたり、指を入れたり、耳のつまりや聞こえにくそうな感じがあった場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

治療

急性中耳炎の治療は、投薬治療が中心です。抗菌薬と、鼻水をコントロールする薬を処方します。

完治までにかかる期間は最短で5日、最長で2週間程度です。

基本的には手術は行いませんが、腫れや痛みが強く見られるときは、鼓膜に小さな穴をあけて膿を除去する手術が選択肢として挙がってきます。

なお、鼓膜に空いた穴は、数日程度で塞がる場合が多いです。

滲出性中耳炎

症状

● 難聴
● 耳のつまった感じ
● 耳鳴り
● 呼んでも振り向かない
● テレビの音を大きくする
● 大きな声でおしゃべりをする


滲出性中耳炎とは、滲出液(炎症などを原因として、細胞などからにじみ出た液体のこと)が鼓膜の奥にある部分に溜まってしまう病気をいいます。

要因としては副鼻腔炎をはじめとする上気道感染症や、小児ではアデノイドや扁桃肥大が原因となること、成人では上咽頭(鼻の突き当り)腫瘍が原因となることもあります。

治療

投薬などで、改善していくことが多いですが、なかなか治らない場合は、鼓膜に穴を開ける鼓膜切開術や切開した穴にチューブをはめ込む鼓膜チューブ留置術を要する場合もあります。

突発性難聴

突発性難聴とは、特に思い当たる原因がないにもかかわらず、ある日突然、片側の耳の聞こえが低下する疾患です。まれに両耳に症状が現れることもあります。

難聴は大きく分けて、外耳や中耳の異常によって音が伝わりにくくなる伝音難聴と、音を感じ取る内耳や神経、脳の障害によって起こる感音難聴があります。突発性難聴は、このうち感音難聴に分類され、加齢とともに徐々に進行する加齢性難聴とは異なり、急激に症状が現れるのが特徴です。また、発症の年齢に制限はなく、若い方にも起こる可能性があります。

原因が明確でないことから、治療に難渋する場合もあり、早期の受診と適切な対応が重要とされています。

老人性難聴

老人性難聴とは、加齢に伴う耳の機能低下によって、音が聞こえにくくなる状態を指します。特に高音域や会話の内容が聞き取りにくくなる傾向があるのが特徴です。

症状が進むと、会話への不安や自信の低下につながり、気分の落ち込みを感じる方も少なくありません。

「相手の話し方が悪いのでは」と感じていた方も、周囲の人は問題なく会話を理解していることに気づき、ご自身の聴力の変化を自覚されるケースがあります。

聞こえづらさが続くことで、人との関わりを控えたり、孤立感を抱いたりするようになると、日常生活や社会活動にも支障をきたすことがあります。

老人性難聴は加齢による変化の一つとして捉えられがちですが、原因や状態を正しく把握し、適切な対応を行うことで、聞こえの不便さを軽減し生活の質を保つことが可能です。